賃貸事業

project story

築30年以上、
入居率
12.5%からの復活劇

土地の節税対策や将来の安定収入の手段として注目を集める賃貸住宅経営。積水ハウス不動産中部の不動産賃貸事業は、建物の企画設計や入居者の募集、建物の維持管理など、オーナー様のパートナーとして、賃貸経営を成功に導く様々なサポートをしています。
 消費型社会から循環型社会への転換が求められる近年は、賃貸住宅においてもスクラップアンドビルドの発想だけでなく、住まいを長生きさせるリフォーム・リノベーションへの注目が高まっています。このストーリーでは、積水ハウスと積水ハウス不動産中部の連携により生まれたリノベーションによる、現在進行中の復活劇を紹介します。

築古物件に、
第2のアパート人生を!

はじまりは、ある日の営業所内での雑談でした。同じビルの同じフロアに入居している積水ハウスシャーメゾン支店の営業さんがめずらしく浮かない顔で出先から戻ってきました。理由を聞くと、あるオーナー様がアパート経営を断念して売却の意思を固められたとのこと。
 築33年、間取りは和室の2K、浴室はバランス釜と入居者のニーズに合わない部分が多い物件で1棟8戸の中7戸が空室。確かに現在の状況では売却を考えたのも致し方ないことかもしれません。

 しかし、話を聞いた"リフォーム工事で売上11期 連続上位入賞"の実績を誇る賃貸営業のNさんは、建物の基礎や構造に大きな痛みは見当らないため、適切なリフォームをすれば魅力的な賃貸物件として今後もまだまだ活躍できるのではと感じていました。聞けばオーナー様もリニューアルに興味がある様子。一度訪問してみることにしました。
 オーナー様の心を動かしたのは、賃貸営業のNさんの「第2のアパート人生をスタートさせてみませんか」という熱意の込もった言葉でした。Nさんは、オーナー様の意向を聞きながら、これまでに行ってきた様々なリフォーム・リノベーションの実績を紹介。リフォームに大きな可能性を感じたオーナー様は大喜びし、売却をキャンセルして、物件を再生させることを決断しました。

成功の鍵は、
豊富な経験に基づく
効果的なリフォーム提案

 予算は通常の同規模のリフォームの7割程度とギリギリ。賃貸営業としての経験の見せ所です。同エリアを担当して8年目になるNさんは、物件の立地や入居者のトレンドを考慮しながら、どのようなリノベーションが最も効果的かを検討し、オーナー様に提案しました。
 和室の2Kはウォークインクローゼット付きのフローリング1Rに間取りを変更し、キッチンやユニットバス、ウォシュレットなど古い水回りを刷新。さらに入居者ニーズの高い無料Wi-Fiと宅配BOXを導入するなど、新たな価値を負荷した新築同然の空間に生まれ変わりました。
 その結果、わずか半年で空室が7戸から2戸までに回復。しかも周辺の家賃相場の約1.5倍の家賃で入居者を獲得することに成功しました。一度は賃貸経営を断念した物件は高収益アパートへ大復活を遂げました。
「入居率100%を目指し、さらにオーナー様に喜んでいただけるよう寄り添っていきたいです」。Nさんはオーナー様と共に完全復活へ向けて、歩みを続けています。